小さなオルゴール
棚の隅に置かれている
小さな木の箱は
いつの間にか色褪せてた
古びたオルゴール
出会った時は あれほど
楽しそうに 歌ってた
どうして時を 止めたの
優しい音を 奏でない
棚の隅に置かれている
古びたオルゴール
ゼンマイ無くして巻けない
小さなオルゴール
ずっと探し続けている
小さなゼンマイは
いつの間にか無くしていた
あの日のあの笑顔
出会った時は あれほど
楽しそうに 歌ってた
どうして時を 止めたの
優しい音を 奏でない
ずっと探し続けている
あの日のあの笑顔
再び愛を奏でてよ
優しいオルゴール
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できたばかりの詩です。
この写真のオルゴールは
何故か、父の好きだった
碁盤に似ています。
詩ができたきっかけになった
記事を紹介します。
新聞の記事にあるこの災害は
奈良県だけでなく、最大の半島である
紀伊半島の広範囲におよぶ大きな
傷跡を残しました。
「時間を戻してほしい」
被害者の心からの声です。
生きている私たちは
時を止めることなく
歩き続けるしかありません。