もう一つ、姉のことを思い出して書いた詩があります。
「T日記」に、姉のことがうらやましかったと書いた
後に出来たものです。
「ふたり」
夜の道を一緒に歩いてくれたね
私の横に並んで片時も離さず
手を握りしめて
「怖い」って言ったら
「そうね」とおどけていた
繋いだ手のひら暖かった
坂の道を一緒に降りてくれたね
私を後に乗せて自転車のペダル
足を踏んばって
「怖い」って言ったら
「大丈夫」と真顔だった
掴んだお腹が暖かった
※先日、姉のものにあたったと書きましたが、それでも姉は私を可愛がってくれたように思います。いつも気にしてもらえていました。なので、姉のものにあたるようなことは、やがてなくなりました。信頼できたのです。
姉がなぜ、私を可愛がってくれたのか。それは、子供を育てる女性ならではの感性があったからかも知れません。お姉さんなんだからという自負心があったからかも知れません。仲良し親子で母に信頼されていた姉を、尊敬できたのです。
あの時の姉のお腹、今ではふとりました。