夜会は、歌を中心にステージが進行します。
それは、中島みゆきさんがシンガーであるから
当然のことなのだけれど、さらに言うなれば
みゆきさんはソングライターでもあるから
作詞と作曲も担当しています。
そして、夜会が普通のコンサートと異なるのは
演劇の要素も加わっていること。
つまり、みゆきさんが主演も担当していることです。
それだけでも凄いことなのだけれど、さらに言うなれば
みゆきさんは、脚本と演出も担当しています。
歌 作詞 作曲 主演 脚本 演出
66歳で( 途中で67歳になりましたが)
6役もこなしてしまうのですから
本当に凄いとしか言いようがありません。
脚本にはテーマ性があります。
そして、細かい設定がなされていることが
台本に載っているあらすじを見ると分かります。
一部ですが、こんな感じです。
このあらすじに従って
作曲されたり選曲されたりした曲が
歌われてゆきます。
いわゆるセットリストです。
夜会のテーマ曲は「二雙の舟」
一人の女性の人生を象徴する曲として
初期の夜会から必ず歌われてきました。
今回も、ステージ終盤のクライマックスで
歌われています。
そして
今回の夜会のテーマ曲が「リトル・トーキョー」
ということになります。
オープニングとエンディングを含めて
5回登場しています。
舞台 場面 人物 曲
これらすべてを考え合わせた上で
脚本が成り立っているのです。
この、夜会に関するブログも
いよいよクライマックスでしょうか。
次回に、続けよ…