「つららが…射たれた…」
雪まみれでホテルに転がり込んでくる
杏奴の絶叫とともに、第2幕は始まります。
実はこのシーンは、第1幕の最後と同じものです。
帯ドラマ(やすらぎの郷とかマッサンとか)では
よくあるような感じで、前幕のシーンを再現
してくれています。
唯一の絶叫シーンです。
これとは対照的に
「つららが子供を生んだの…3匹も…」
1幕で嬉しそうに語っていた杏奴。
つららとは、杏奴が可愛がっている
山犬のことなのです。
「つららが…射たれた… 」
この印象的なシーンから遡ること5日。
クリスマス前の、とある日…
楽しそうにクリスマスの飾りつけをする杏奴。
出来事はその最中に起こります。
「ダーン…ダーーーン…ダーーーーン」
突然響き渡る銃声。
「つらら!」
何かを察知したように、吹雪の山へ
駆け出してゆく杏奴。
そして、更なる悲劇が起こります。
ここまでは、ホテルの内側で
表向きに起こっていること。
実は
その裏側で、隠謀が張り巡らされて
いたのですが…
なぜ杏奴が、冬には雪に閉ざされる
古いホテルの片隅で、孤独に誰かを
待ちながら過ごしているのか…
明らかにな……
ここで03時になりました。
これ以上は内緒です。
それでは(雪の中で?)
お休みなさい。